
第54回 日本臨床分子形態学会総会・学術集会
会長 北岡 隆
(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 眼科・視覚科学教室)
会長 北岡 隆
(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 眼科・視覚科学教室)
長崎大学の北岡です。この度令和4年11月4日(金)~5日(土)に、第54回日本臨床分子形態学会総会・学術集会を長崎大学医学部記念講堂等で開催させていただくこととなりました。本学会の学術集会はコロナ禍のため2年連続で現地開催を断念しておりますが、現地開催を行えるよう鋭意準備中であります。
本学会は、1986年に「日本臨床電子顕微鏡学会」として設立されました。臨床医学への貢献を目的とし、研究手段としては当時発展途上にあった電子顕微鏡を中心に据えた学会です。そして2005年には「日本臨床分子形態学会」と名称を変更し、分子形態学的研究技法を応用し、臨床医学一般に貢献することを目的としております。このようなユニークかつ歴史ある学会の学術集会を担当させていただくことができ、理事・評議員・会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
長崎での開催は2001年(長崎大学眼科雨宮次生教授)、2015年(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科細胞生物学分野小路武彦教授)に続き3度目となりますが、今回のテーマは「境界を超えて -Beyond the Border-」といたしました。基礎・臨床の境界を超えて、電子顕微鏡に限らず既存のmethodologyの境界を超えてといったこと
を意図しました。
長崎は西洋医学発祥の地であり、この地で基礎・臨床の研究者が一緒に議論できるのは大変意義深いと思います。今年の会期は例年より1か月ほど遅くなりますが、その分長崎の海の幸は豊かになります。アフターファイブには盃を片手に議論を深めていただければと存じます。
下のイラストは全国の大学に先駆けて登場した長崎大学大学院医歯薬学総合研究科のゆるキャラ「いしやっこ」ちゃんです。長崎の地で「いしやっこ」ちゃんとお待ちいたします。
